2008年12月19日金曜日

もう今年も終わってしまうが

ひとつ不安なことがあります。それはもちろん卒論。まあいままで全く研究を行ってこなかった人が不安がるのは当然なんですが(中にはなんとも思ってない人もいると思いますがw)、僕の場合は少し違う状況にあります。

僕がやってる研究はプロフィールにも書いてありますが、共通鍵暗号(以下、暗号と略す)の安全性評価です。評価してる暗号は企業との共同研究で、設計者が「このような暗号を提案したので、評価をお願いします」といった形で研究が進んでいきます。

で、なにが問題なのかというとですね、

この暗号の仕様が毎月変わるのですよ!


暗号には基本部品の一つにS-boxという非線形関数がありまして、現在は主にこの部品の評価を行っているのですが、もうかれこれ3ヶ月ですよ。設計者はなぜか自分独自のS-boxを使用したいらしく、何度も新たなS-box案を提案してはボツに。その結果、僕が今年やったのってS-boxの解析のみなのです。しかも、こういう理論に基づいてこうすれば強度が上がるという理由で新しく提案するのならまだしも、なんの根拠もなしにこうすれば強度が上がるんじゃないかなといった理由で何度も提案されてはほんと迷惑である。

ちなみにこのS-boxの解析、3時間ほどで終わります。

なので、ほんとにこんなのが卒論でいいのかなと疑問に思ってるわけですよ。

一応、暗号全体に対しての差分解析と線形解析はもう結果が出ていて、高階差分攻撃をしてみるという選択肢が残っています。でもいまからやるとか面倒だな〜とか思ったり、プログラムが回し終わるのかな〜とか思ったりしてやる気ゼロです。

まあ、それでもやるんだけどね。

正月までに終わらなかったら諦めます。

保険として新S-box案の差分解析という題名でもう卒論書き始めようと思ってるので、多分1月は暇してるな。テラワロスwwwww


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そういう理由で3月の全国大会は見送りとなりました。
残念。

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